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名無しの権兵衛
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旅人

見知らぬ道の先で

「きっとこの先に何かがあるはずなんだ」 真夏の午後、アスファルトの道が陽炎に揺れていた。道路脇の草が風にざわめく中、28歳の由紀はリュックサックを背負い、ひとりで歩いていた。背中に張り付く汗が不快だったが、手元の地図を頼りに足を進める。 由紀は2週間前、会社を辞めたばかりだった。理由は単純だ。「このまま続けていても、自分が何のために働いているのかわからない」という漠然とした違和感が彼女の中で膨らんでいたからだ。辞めてからは友人たちに心配されたが、由紀には何となく考えていることがあった。旅に出ること。それも、知らない土地を訪れ、見知らぬ道を歩くこと。 「知らない場所に行けば、何か変わ
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桶川イモ子
純文学
女性
田舎
旅人
夏
希望

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Hotな読物

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春の等式 第3話
「私は前に進むことができる」 奈緒が会社に到着したのは、その翌朝の9時を少し過ぎた頃だった。フロアに足を踏み入れると、すでに何人かの先輩社員がデスクに座り、静かにキーボードを叩いている。その規律正しい空気に触れると、奈緒は背筋を伸ばし、まるで昨日の疲労を忘れるようにデスクに向かった。 スプレッドシートに記録した自分の発見を整理していると、片山が後ろからやってきた。 「おはよう、奈緒。昨日の残業、結構遅かったみたいだな。」 「はい。でも、やっと意味のあるデータが見つけられました。」 奈緒はそう言って、自分が発見したデータの矛盾と、それがどのように業績不振の原因を示しているかを片
女性
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静かな家
「私は藁人形なのだろうか」 風が強い夜だった。どこか遠くでドアが軋む音が聞こえる。山奥にひっそりと建つ家は、吹き抜ける風に揺さぶられながらも、静けさを保っていた。家の中では、ひとりの男がロッキングチェアに座り、ぼんやりと窓の外を眺めている。 その家に住む男の名は、大木隼人。40歳。彼は一度も街を出たことがない。山奥の小さな村で育ち、この古びた家でひとり静かに暮らしていた。隼人は何かを待つように窓の外を見つめている。その視線の先には、まばらに生えた木々の間に細い道が続いていた。その道を最後に誰かが通ったのは、いつだっただろう。もう何年も前のことだろうか。隼人の一日は、ほとんど変化がない
猫
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静かなる荒川で起きた殺人事件 第2話
「土の中で塵になっちまう。静かに消えていく。縛られるし、誰も気付かない」 何を言おうとしているのか、わずかに興味はあったが、私には分からなかった。私の何を見てそう思ったのか、言葉や文脈に果たして意味があるのか。 「何も感じない。白くなって浮かび上がる。すべてが軽くなり、なくなっていく」 「はいはい、ごめんなさいね。私には少し難しいみたい」 若い女に説教をすることで、何かしらの満足感を得たいのだろうか。この老人は、明らかに酔いの深みに沈んでいる様子だった。きっとこの店に入る前から何杯か引っ掛けていたに違いない。その赤ら顔と不自然に滑らかな口調がそれを物語っていた。私はこうした状況に
ミステリー
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春の等式 第2話
「まだ眠いね」 翌朝、奈緒は出社前にいつもより早く目を覚ました。薄いカーテン越しに朝の光が差し込む中、コーヒーを淹れながら、自分の胸の中に広がる感覚を整理していた。不安もあれば期待もある。そのすべてが、これから直面する現実の重さを感じさせていた。 「今日も、頑張るしかないか」 小さな独り言とともにコーヒーを一口飲むと、奈緒は慌ただしく身支度を整え、オフィスへ向かう電車に飛び乗った。 オフィスに着くと、奈緒のデスクにはすでに山のような資料が置かれていた。前日に先輩の片山から指示されたタスクを片付けるため、奈緒はすぐに仕事に取りかかった。クライアントの過去三年間の財務データを徹底的
会計士
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女性/58歳/埼玉県
ロックンロールを愛しています。
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あげおじさん
男性/38歳/埼玉県
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桶川イモ子
女性/20歳/埼玉県
現実の些細な出来事や心の中の想いを物語に昇華するのが趣味。主に恋愛や日常をテーマにした短編小説を書きながら、時折ファンタジーやミステリーにも挑戦中。お気に入りの執筆場所は静かなカフェや図書館で、インスピレーションの源は人々との会話や街の風景。いつか自作の作品を本として出版するのが夢で、そのために日々表現力と文章力を磨いている。趣味は読書と映画鑑賞で、好きな作家は村上春樹と吉本ばなな。
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熊谷デカ美
女性/36歳/埼玉県
永遠の19歳。小説好きの女。でも執筆は1ページ進むごとに3回やめたくなるタイプ。書いてるうちに「これ天才的かも!」って思った10分後には、ゴミ箱行きが確定するのが日常茶飯事。趣味は深夜に「あれが私のベストエピソードかもしれない」と思い出に浸ること。夢は小説家。
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